西伊豆路面状況調査ドライブ - Car Life
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Dachi

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一歩一歩春が近付きつつある今日この頃。冬の間は凍結・積雪への懸念から足を踏み入れなかった伊豆・箱根エリアも、そろそろドライブシーズン入り目前となりましたが、それは同時に、伊豆の初春の風物詩、河津桜観光のピークを迎えるということも意味します。周知の通り、伊豆半島の道路網は、海岸沿いにせよ尾根伝いにせよ、専ら1.5~対向2車線程度の道路から構成されているため、観光客が多数訪れるこの時期、通行時間帯とルートを間違えると渋滞に巻き込まれるのは必至。今回は訳あって早朝発が困難な状況。ならばという訳で、いつぞや房総で敢行したように、逆転の発想=観光客よりも遅く動く=午後発で伊豆・箱根方面に向かうことにしました。

午後発の伊豆・箱根行となると、必然的に帰宅は深夜になります。このような行程で敢行したのは、早朝発が不可と言う制約条件下で混雑を避けることが最大の目的でしたが、偶には若造時代を思い出してナイトドライブをしてみるのも悪くないかな、という思いもありました。最近でこそ早朝発・早めの帰宅ドライブが習慣付いていますが、20代の頃は仕事が終わった金曜の深夜に箱根方面に繰り出したり、土曜の夕刻に東京の自宅を出て深夜の乗鞍スカイラインを登り、車中泊で日の出を見て帰ってくる等の無茶なことも多々行っていた訳で、これが少し懐かしくなったのですよね。当日は春を思わせるような陽気だったので、凍結の心配はないだろうとの読みから、年甲斐もなく冒険してきました。さて、前振りはこれくらいにして、本題に入りましょう。


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※こうして見ると、新型シビックのボディは大きく見えますね。実はカタログ値では、全高は同じ、全長と全幅はM3の方が若干大きいのですが・・・クルマのデザインは奥が深いです。

週末は慢性渋滞が恒例となりつつある東名高速も、午後発となると混雑は少なく、厚木迄はすんなりと到着。小田原厚木道路にシフトして箱根方面に向かいます。途中、電光掲示板には小田原西ICの先、西湘バイパス石橋IC迄渋滞との表示(宿泊込で河津桜観光に向かう車の渋滞でしょう)。ルート選択を誤ったかと嫌な思いが頭を過りましたが、幸いにも小田原西ICで降りる分には無問題で、そのままターンパイクへ。久々の通行となったこの快走路、一部路肩には雪が残るも、路面は完全ドライ。全く凍結を心配する必要がないほど気温も暖かかったので、一気に大観山まで登りました。クリアな富士山の姿を写真に収めることができましたが、生憎空模様は、一面に薄い雲が広がる状態に。東京を発つ時には青空であったため、綺麗な夕焼けに浮かぶ富士山を期待していたのですが、どうやらこの日は望み薄です。


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大観山ラウンジで一休みした後は、R1経由で三島へ。そして沼津へ入り、海沿いのK17を進みます。この県道、結構好きな道でこれまで何度も走っていますが、何れも北上走行だったので、沼津から戸田方面へ向かう南下走行は新鮮な感覚。いつもとは異なる景色を楽しみつつも、対向車の多さに些か面食らいました。桜見物に行った沼津以西在住の観光客が、伊豆縦貫道の渋滞を避けてこちらに回って来ているのでは、と、勝手な想像をしましたが、真相はどうなんでしょうかね? もっとも、大瀬崎を過ぎる頃には対向車も少なくなり、快走モードに。「煌めきの丘」にて定点観測的に井田集落と富士山の写真を撮り、戸田に辿りついた時には、時計は17時半を回っていました。水分補給をしながら夕食の事を考え始めたのですが、海老名SAで遅い昼食を摂ったためにまだあまり食欲が湧かない状況だったので、もう少し足を伸ばしてみることにしました。


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戸田から出る直前に、食べログで宇久須のグルメ処を探すも、あまり心惹かれるお店がなかったので、松崎まで足を伸ばすことにしました。途中通過した堂ヶ島エリアは、昼間の観光客での賑わいが嘘のように真っ暗で人気がなかったのが印象的でした。そして、程無くして松崎の街へ。腹具合と相談し、あっさり系の美味しい魚介を食せる民芸茶房にターゲットを定めます。かくして訪れた夜の民芸茶房。ここは、道路を挟んで向かい側にある豊崎ホテルの宿泊客の食事処にもなっているため、入店時にはテーブルに名札が置かれた宿泊客ばかりで、食事のみで訪れたのは自分一人といった状況。雑然としたランチ時とは違い落ち着いた時間が流れており、ここまでの行程の疲れを癒すには好都合。店員さんのご厚意に甘え、ディナーなのに(お得な)ランチ定食を注文。ゆっくり時間が流れる空間で一人しみじみと食べる地物の刺身(平目、真鯛、ブリ、鰆、甘海老、金目鯛)と焼き物(エボダイの干物、きびなご)は最高。宿泊客が隣で熱燗を注文しているのが実に羨ましかったです(笑) さて、これで腹も満足したので、ナイトドライブを楽しみながら帰ることにします。


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松崎の街を発つべくエンジンを始動させると、メーターパネル中央に陣取る外気温計は12℃を示しています。仁科峠の標高は900mであることから、この時点での仁科峠の気温理論値は、12℃+9×-0.6℃/100m=6.6℃。よし、行ける!と判断し、宇久須まで戻り、K410で西天城高原へ向かいました。狭い林間道区間が続くこの道、当然街路灯はなく、ヘッドライトを消灯すれば周囲は一面漆黒の闇。当初は「こんな時間にこんな場所を走っても大丈夫かな」と一抹の不安もありましたが、実際走ってみると、意外なほど走り易かったです。対向車が皆無であったことがその最大の理由ですが、仮に対向車が来てもライトの光線によって昼よりも早く認知可能であることによる安心感を持って走れた点も大きかった、と思っています。もっとも、所々に転がる握り拳大の落石と、ネズミやテンの死骸に見えなくもない、落ちたスギの枝、そして外気温計の変化には相応の注意を払いましたが。

そうして辿りついた、西天城高原の展望台。ほぼ事前計算通り、気温は6.5度。ここは、眼下に宇久須の街、駿河湾の向こうに静岡市、焼津市が見渡せる絶景スポットなので、夜景でも撮ってやろうと車の外に出た所、周囲は本当に真っ暗。空も雲で覆われているため、星明かりも見えません。それでも夜景は綺麗に見えたので、手探りで三脚を立てて写真を撮ってみました。結果、宇久須の街明かりだけではなく、海を隔てた先にある静岡市と焼津市の街明かり、そして浮かび上がる日本平の姿もくっきり写真に収めることができました。

写真撮影を終えると、そのままK59⇒K411西天城高原線⇒K127西伊豆スカイラインと北上します。気温は5度を下回ることなく、路面もドライでしたが、相変わらずライトで照らされる範囲以外は漆黒の闇(アダプティブ・ヘッドライトとコーナリングランプの恩恵を強く実感)。また、ここでも落石が目に付きます。路面状況、そして動物の飛び出しに細心の注意を払いながら北上。空が晴れていればどこかに停めて星でも眺めるのですが、再三言及しているように、うすら雲が空一面を覆う状況ゆえに、とにかく走り抜けるしかありません。やがてK18との合流点に到達し、戸田方面へのダウンヒルをしばし楽しんでからK127で沿岸部のK17まで出ます。そして、西浦木負の津波避難塔がある駐車スペースまで来て小休止。西天城高原からここまで、距離にして36kmの暗闇ワインディングをノンストップで走って来た訳ですが、走り応えは十分にあったものの、視界が限られる中での路面状況に注意を払いながらの走行は相当に集中力を要したようで、車を降りると緊張の糸が切れるが如く、どっと疲れが出てしまいました。いやはや、余裕をもって走ったつもりでしたが、寄る年波には勝てませんね。やはりオジサン世代には早朝ドライブの方が相性が良いのかもしれません(苦笑)

ようやく疲れが癒え、そろそろ出発しようかと思ったところで、思わぬ事態が発生しました。突然、もの凄いサイレンの音(東日本大震災の津波の映像で流れたような長いサイレンの音)が鳴り響いたのです。津波避難塔のある駐車場、それもほぼ真っ暗に近い駐車場で突然あの禍々しいサイレンの音を聞いた時の気持ちをぜひ想像して見て下さい。正直、口から心臓が飛び出るほど縮み上がりました(東日本大震災被災地を故郷に持つ身として、津波は洒落にならない恐怖なのです)。 どうしたら良いか分からず、しばし動揺しながら周囲を見渡すも、近隣の家屋・店舗に動きはなし。その直後に見回り消防車が現れ、何やら落ち着いた口調でアナウンスをしているのを耳にしたことから、「ああ、これは訓練なんだな」と漸く事態を把握できたのですが、激しく動揺した心と体は全く収まらず、逃げるように駐車場を出て近隣のセブンイレブンに駆け込み、灯りのある所で暖かいコーヒーを飲んで漸く正気を取り戻しました(情けない)。帰宅後に調べたところ、駿河湾の東の最深部のこのあたりは、その奥まった地形から、南海トラフ巨大地震が起きた際に最大10m超の津波が押し寄せる可能性があるようですね。セブンイレブンの駐車場にも救命艇が置いてあって驚きました。

ともあれ、ようやく心も体も落ち着いたので(笑)、再び冷静にステアリングを握り、渋滞のピークがとっくに過ぎた伊豆縦貫道から新東名経由で帰ってきました。

この日の走行距離414km、平均燃費8.1km/リットル。
結論としては・・・久々のナイトドライブは非日常感満載でしたが、やはりドライブは景色が楽しめるデイタイムの方がよいな、と。 そして、今後、駿河湾奥地のK17沿岸部を夜に走るのは心臓に悪いので控えようと(笑) ・・・と、これでは記事が締まらないので少々真面目にコメントすると、伊豆方面は、急激な寒の戻りが無い限り、ほぼ普通に走れる状況になっていることを確認できました。但し、路面コンディション管理が追い付いていない感もあり、ハイシーズンには見られない数の落石があちこちに散らばってしました。近々に走りに行かれる方は十分ご留意下さい。

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