房総ローカル線王国を堪能① - Photography
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Dachi

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房総半島と言えば、関東圏随一の非電化ローカル線王国。東京隣接県でありながら、JR東日本の久留里線、小湊鉄道、いすみ鉄道と、3路線もあります。このうち小湊鉄道及びいすみ鉄道は、昭和・国鉄時代の気動車に今でも乗れる全国的にも貴重な路線です。

今回紹介するいすみ鉄道は、外房・いすみ市の大原と内陸にある大多喜町の上総中野とを結ぶ鉄道。かつてのJR東日本木原線が第三セクター化したものです。ちなみに、木原線という名称は、当初木更津と大原を結ぶ房総半島横断線にする予定だったことに由来するもの(木更津と上総亀山を結ぶ久留里線と接続する予定だったようです)。すなわち、木原線は、外房から内房を目指しながらも実現しなかった路線ということになります。一方で、次回紹介予定の小湊鉄道は、内房の五井から外房の安房小湊を目指し建設許可を取りながらも上総中野どまりとなり実現しなかった路線。奇しくも双方が終点とする上総中野で接続し、結果的に双方間の乗り継ぎによって房総半島横断線が実現したのですから皮肉なものです。

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上の写真にある「いずみ350型」(に限らず、いすみ鉄道、小湊鉄道の全ての気動車)は、「液体式」と言われる動力伝達方式の気動車。本邦ではこれまで主流だった方式で、エンジンの動力をトルクコンバーターを介して車輪に直接伝え走る仕組みです。車で言えばトルコン式ATと一緒ですね。これに対して、最近の気動車の中にはディーゼルエンジンで発電機を回し、造られた電気でモーターを回す方式の「電気式」が出てきています。車で言えばシリーズハイブリッド(例:日産ノートe-POWER)でしょうか。液体式の魅力は、車と同じように、エンジンサウンドの音量・音階と加速感がリンクしていること。なにより、頑張って走っている感が非常に良いのです(笑)

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大原駅を発った車両は長閑な風景の中を走っていきます。途中の無人駅群に停車を繰り返しながら、いすみ鉄道の本拠地である大多喜駅までやってきました。表示上の駅名に鉄道とは関係が薄い横文字が入っているのは、ネーミングライツによるもの。

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到着したホームの向かい側には、旧車両のいすみ200型がボロボロになって停まっていました。しばし待つと、空いたホームに上総中野行きのいすみ300型2両編成が入ってきました。ここから引き続き終点の上総中野まで、長閑なローカル線旅が続きます。

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上総中野駅に着きました。ここでいすみ鉄道の旅は終わりとなり、小湊鉄道への乗り継ぎとなる訳ですが、小湊鉄道は台風の影響で線路への土砂流出が発生したために一つ先の養老渓谷駅どまりとなっていたため、そこまで連絡バスで移動することになりました。バスが到着するまで時間があるので駅の写真を撮ってみます。

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ここまで乗ってきたいすみ300型です。

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こちらは小湊鉄道のホーム。上総中野駅はログハウス風の駅舎が印象的。こんな雰囲気の駅が都心から日帰り圏内にあるのです。

ひとしきり写真撮影を終えた頃に連絡バスがやってきました。バスはK81清澄養老ラインを通って養老渓谷駅に向かいます。気持ち良い秋晴れの空の下、ここを自分の車で走ったらどんなに楽しかっただろうかと思いながら悶々としていると、これまた味のある養老渓谷駅の駅舎が見えてきました。内房の五井まで、小湊鉄道の旅の始まりです(つづく)。
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