晩夏のクルマ旅④:笹川流れ満喫 - Car Life
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Dachi

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さて、晩夏のクルマ旅Day 3編です。
この日は実は、「駆け抜ける」要素はほとんどなく、笹川流れでダラダラした様子のレポートであることを先にお断りしておきます(笑)

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Day 3は、前日の深夜から降り始めた雨が朝方まで残る状況。雨雲レーダー予測を信じて天候回復を待っていたら、西の空の雲が切れ、青空が見えてきました。

朝食、チェックアウトを済ませ館外に出ると、雨は既に上がっていました。
エンジンに火を入れ、機関各部を温めるべくゆっくりとクルマを走らせているうちにどんどん青空が広がり、海岸線に出る頃には完全に晴れ模様になりました。晴れ男(但しクルマ旅限定)の面目躍如です。

笹川流れ入口

R348の、海を正面に見ながら右に緩やかに下っていくスポットは、個人的にもお気に入りのスポットです。ここからR7との合流地点まで、海岸線沿いを延々と北上するドライブが楽しめます。

左手には美しい海岸線が続き、右手には対照的に山が海岸近くまで迫る景色。羽越本線が国道と並行して走る風景に時折集落が現れるという、このエリアならではの景観の中を走るには、右足に力を込める必要はなし。風を感じながら、ただのんびりと走るのが相応しい楽しみ方。

桑川海水浴場の弁天岩が見えてきたので、クルマを停めて周囲を散策することにしました。

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美しい砂浜と岩礁風景の両方を楽しめるのが笹川流れの魅力。
前夜の雨の影響で、海水は普段よりもやや濁っているように見えましたが、それでもそこいらの海と比べればとても綺麗。

当初はここに椅子とテーブルを広げて、波の音を聞きながらコーヒーでも飲もうと目論んでいたのですが、日差しがあまりに強すぎて断念(完全に夏の気候でした)。波打ち際でキャッキャッと遊ぶ若い地元カップルの元気を少し分けてもらいたいくらいでしたよ(笑)。

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ということで、おじさんは冷房が効いた道の駅まで移動。隠し味に地場産の塩を用いた日本海ソフトクリームを食べて涼みました。そして、折に触れてYoutubeで見ている笹川流れライブカメラ映像に映り込むという目的も達成することができました(笑)

ここ、道の駅笹川流れは、JR東日本羽越本線の桑川駅(無人駅)と一体化した施設となっています。駅待合室に回ってみると、ちょうど村上発酒田行きの普通列車がやってくる時刻だったので、ホームで到着を待ちました。

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1枚目の画像は、これまで使ったことがないD850の3DトラッキングAF機能を試して撮ったもの。うまく使いこなせず、途中から列車前面を追尾してくれなくなったので、メイン被写体が画面左側に偏った画像になってしまいました。気を取り直して停車後改めて撮ったのが2枚目となります。

ここでちょっと鉄道蘊蓄。村上から坂田までの羽越本線は完全電化区間なのに、普通列車として運用されているのはGV-E400系という気動車。なぜだか分かりますか? それは、この区間には直流1500Vと交流2万Vとの切替区間(デッドセクション)があるためです。交流区間と直流区間を一気通貫で走るためには両電流に対応した交直流車両が必要で、現に新潟~秋田を結ぶ特急列車「いなほ」や、日本海縦貫貨物列車を牽引するEF510形電気機関車は交直流車両ですが、普通列車用の交直流車両はないので(おそらくコスト的に見合わないので導入しないということなのでしょう)、代わりに気動車が投入されているという訳です。

さて、こんな感じで、道の駅でのんびりと時間を潰した後は、再びR345の北上を開始します。

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道の駅から1kmほど北に進んだ先にある笹川海水浴場は、海沿いにクルマを停めるスペースがあるお気に入りのスポット。
ここで浜辺に下りたりしながら、何枚か写真撮影を楽しみました。

その後、更に北に進み、R7にぶつかって笹川流れは終了。このまま更に北上し、あつみ温泉(山形県鶴岡市)で旨い魚でも食べようかなと思いましたが、仕事の厄介事のメールが入ったため中止。笹川流れ方面に折り返して新潟県南下を早めることにしました。

再び見えてきた道の駅。桑川駅のホームには通常列車とは異なる列車が停まっているのが見えます。あれはもしや、と思い駐車場にクルマを停めると、推察通り、新潟~酒田間を結ぶ観光列車「海里」でした。

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HB-E300系ハイブリッド気動車による運用。この車両は、リゾートしらかみ(秋田~弘前・青森間)。リゾートふるさと(長野~南小谷間)でも使用されている車両。ここ桑川駅では、乗客が笹川流れの景観を楽しめるよう、20~30分の長時間停車が行われています(Yotubeライブ動画でも確認できます)。この車両を撮っていたら背後から警笛吹鳴。振り返ると、秋田行の特急いなほがハイスピードで駆け抜けて行きました。

さて、ここでずっと油を売っている訳にもいかないので、名残惜しいですが笹川流れを後にします。次回はもっと気候の良い時期に来て海辺でコーヒー&読書を実現したいと思います。

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最後に、前日夕刻に立ち寄った岩船海水浴場を再び訪れ、浜辺に腰掛けてコンビニで買った昼食を頬ばりました。そして、R345を南下して新潟市へ。この日の宿であるホテル日航新潟にチェックインし、厄介仕事を片付けました。

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仕事終了後にホテル棟(朱鷺メッセ)最上階の展望フロアに登ると、佐渡航路と小樽航路のカーフェリーが揃って入港している様子が見えました。

夜になって外出し、東京からやってきたクルマ仲間、JUN(GT4→87 Carrera)さん、shirowantaさん、yukky_809さんと合流。市内中心部古町の居酒屋で「前夜祭」をやった後、翌朝の早い出航に備えて早めに床に就いたのでした。

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ということで、晩夏のクルマ旅は、この翌日からグループツアー in 佐渡島に移行します。

⑤に続きます。
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