1.4/35の魅力 - Photography
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Dachi

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純粋な撮影目的で複数のレンズをカメラバッグに詰めて家を出る時を除けば、私が何となく一眼レフカメラを持って家を出る時、おおよそ7割ほどの頻度でニコン純正の大口径標準ズームレンズ(AF-S Nikkor 24-70mm f/2.8G ED)を装着します。

ズームゆえの守備範囲の広さ、AFの速さ、f2.8固定、ナノクリスタルコートゆえの逆光への強さといった特徴ゆえの汎用性を買う結果、最も稼働率が高いレンズとなっているのですが、一方で、個人的には、自分が保有するレンズ群の中で最も面白みに欠ける、「その気にさせない」レンズでもあるとも感じています。ワイド域での歪曲の大きさ(特に建造物を撮影する際にフラストレーションが溜まります)、優等生的だが深みにかける描写が主にその理由ですが、上記のとおり稼働率が高いことから分かるように、決して悪いレンズであるとは思っておりません。それでも、一部のユーザーレビューで称されるようなスーパーレンズでは決してなく(この点で、「大三元レンズ」との一角ではあるものの、個人的には14-24mm f/2.8Gや70-200m f/2.8Gよりも格下との評価です)、「普通のものが高い成功率で普通に撮れるレンズ」というのが個人的印象です(これはこれで凄いことで、贅沢な悩みということは重々承知してるのですけどね)。

そんなこともあり、このズームレンズの使用が続き、ある種の「物足りなさ」が募った時には、カンフル剤の如く、単焦点レンズを持ち出したくなります。

私が保有する単焦点レンズは、マクロレンズを除けば3本。そのラインナップは以下のとおりです。
 ① Nikon Ai AF Nikkor 35mm f/2D
 ② Nikon AF-S Nikkor 50mm f/1.8G
 ③ Carl Zeiss Distagon T* 1.4/35 ZF.2

①については、前回記事で書いた通り、フィルム時代の古いレンズで、今時のレンズ内蔵超音波モーターAFではなく、カメラボディ内のモーターから機械的接点を通じてレンズを駆動するタイプのレンズ。描写は比較的こってりで、最新のレンズ群と比べると線が太い印象。旧タイプレンズゆえの個性とコンパクトさが魅力であり、私のレンズラインナップの中である意味独自のポジションを築いています。③のレンズ導入時に、リストラ対象にリストアップされるも、他を押しのけ(18-200mmが旅立っていきました)未だ防湿庫に居座る隠れた実力派です(笑)

②については、廉価レンズながらもなかなかどうして、その描写は立派なもの。①とは対照的に繊細な描写をするレンズ。24-70mmズームと比較的似た描写傾向を示しますが、f/1.8ゆえのボケの大きさ、単焦点ゆえの歪曲の少なさ、やっぱり写真の基本は50mm標準レンズを使いこなすことにあるとの考え方から、これのみを持ち出すケースも最近は増えています。

③は、単焦点であるにも関わらずかなり重く(830g)、それでいてMF専用レンズであり、利便性・汎用性に劣るという点で全く一般受けしない極めてマニアックなレンズ。我ながら、よく購入に踏み切ったなぁと思います(笑)。しかしながら、撮影行為そのものを楽しめるという点で、自分のレンズラインナップ中にこれに勝るレンズはなく、また、このレンズでしか表現できない独特の世界があり、デザインの格好良さも相まって、最も気に入っているレンズとなっています。このレンズの魅力は、広角とは思えないとても自然かつ柔らかいボケと、マイクロコントラストの豊かさにあると思います。そこで今回は、そんな魅力をうまく表現できた(と本人が勝手に思っている)写真を何枚かアップしてみます。いずれも絞り開放ぎみで手持ち撮影を行ったものです。


DSC_15120(800).jpg
D800+Distagon T* 1.4/35 ZF.2





DSC_15158(800).jpg
D800+Distagon T* 1.4/35 ZF.2





DSC_15161(800).jpg
D800+Distagon T* 1.4/35 ZF.2





DSC_15168(800).jpg
D800+Distagon T* 1.4/35 ZF.2





DSC_151648800).jpg
D800+Distagon T* 1.4/35 ZF.2



上記の一連の写真を通じて、写真撮影の魅力を再発見。最近やや落ち気味だった写欲がまたちょっと戻ってまいりました^^

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Comments 4

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椿の茶屋  

こんばんはー お元気ですか?(^^)
自分の手元にもまだマクロプラナー50mmが(何度かリストラの
危機に直面しながらも(笑))手元にあります。ツァイスの
レンズって、うまく当たると、発色といい階調といい、本当に
綺麗な絵を出してくれますねえ。

2015/09/23 (Wed) 18:41 | EDIT | REPLY |   
Dachi  
Re: タイトルなし

椿の茶屋さん こんにちは

マクロプラナー、Fマウントを捨てない限り、絶対売っちゃだめです(笑)
寄れて且つ遠景もバッチリな標準レンズ、山では使えないかもしれませんが、平地では最強の一本勝負レンズかと思いますよ^^

それより、70-200mm f/2.8G、どこかに廉価で転がってませんかねぇ(笑) 本日、たまたま某所で鉄道撮影を70-300mmでやってみたのですが、歩留まりが悪く散々でしたので。。。

2015/09/23 (Wed) 22:33 | EDIT | REPLY |   
オバrev  

す、凄い!コンデジやスマホの写真とは段違いです。
まるでプロの写真かと見入ってしまいした。

レンズの違いもあるし、Dachiさんのテクニックもあるでしょうが、やはり全体のまとまりがいい感じ。

それにM3の色が微妙に違うのも渋いです(^◇^)

2015/09/25 (Fri) 11:33 | EDIT | REPLY |   
Dachi  
Re: タイトルなし

オバrevさん こんにちは
これ、ほぼレンズの性能のおかげです。
久々にその場で撮れた写真を見て興奮してしまいました(笑)
こういう体験がたまにあるので写真撮影は面白いなぁと改めて感じた次第です。

M3のシルバーストーンIIというカラーは、周囲の光源次第でいろいろな色に見えるのがなかなか面白いです。

2015/09/28 (Mon) 09:12 | EDIT | REPLY |   

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